JAPAN'S MEIJI INDUSTRIAL REVOLUTION明治日本の産業革命遺産
-製鉄・製鋼、造船、石炭産業-官営八幡製鐵所

SNSシェア
facebook
twitter
LINE

世界遺産を知ろう

  1. TOP
  2. 世界遺産を知ろう
  3. 官営八幡製鐵所

官営八幡製鐵所

ヒストリー

幕末から明治にかけ、急速な産業化を成し遂げた日本。その歴史の歩みを証言する世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」。
時は明治。「富岡製糸場」などの軽工業の発展とともに、鉄道網が全国に拡大しましたが、当時の日本は必要な鋼材の多くを輸入に頼っており、国の財政を圧迫していました。政府は、国家事業として1895年「銑鋼一貫製鐵所」の建設を決定。建設地は、筑豊炭田に近く、陸海の輸送に便利な八幡村。建設にあたり、当時の日本の鉄鋼需要構造と似ていたドイツの技術を導入しました。

写真提供 日本製鉄(株)九州製鉄所
写真提供 日本製鉄(株)九州製鉄所

壮大な製鐵所建築は着々と進み、東田第一高炉をはじめとする生産設備や修繕工場・鍛冶工場などの施設が立ち並びました。鉄の製造から鋼材の生産まで一貫して行う、日本初の銑鋼一貫製鐵所がここに誕生しました。そして迎えた西暦1901年2月5日、第一高炉に火が入り、官営八幡製鐵所は操業を開始しました。日本の近代化への新たな歴史が動き出したのです。

こうしてスタートした官営八幡製鐵所は、当初、大変な苦境に直面しましたが、日本人技術者の手によって克服。創業から10年後、大量生産と増産を軌道にのせたのです。日本の製鐵技術は、ようやく確立し、後の技術立国・日本の礎が築かれました。

写真提供 日本製鉄(株)九州製鉄所
写真提供 日本製鉄(株)九州製鉄所
写真提供 日本製鉄(株)九州製鉄所
写真提供 日本製鉄(株)九州製鉄所

PAGE
TOP